第27回 「 いす式階段昇降機のディティール 」
~②パーツの耐用年数~
投稿日:2014年 6月 3日
おはようございます!
昨日は猛暑でしたが、九州では早くも梅雨入りしましたね。
九州を含む西日本では本日雨の予報の地域が多いですが、
雨が降ると気温が下がり、温度差による体調管理も難しくなると思いますので、
特に高齢の方はカーディガンを一枚用意するなどで対応をお願いします!
5/30に建築基準法の改正が成立しました。
現行のバリアフリーをさらに促進するため、エレベーター設置についての緩和が盛り込まれています。
これでバリアフリーがさらに促進され、安全安心な住環境整備が実現されることを願います!
又、垂直動線を確保する中で、エレベーターと合わせて階段昇降機の導入をご検討頂けると幸いです!
参考:2014.5.30 sankeiBiz 改正建築基準法が成立 昇降機事故で国に調査権
階段昇降機に関わる重要事項
・バリアフリー化促進のため、エレベーター部分の床面積を建物の容積率から除外する。
・階段しかないマンションで容積率に余裕がない場合でも、エレベーター増設が可能になる。
ここからが本日の本題です。
-電子パーツの耐用年数-
よく頂くお問い合わせに「パーツの耐用年数」があります。
特に、購入費用とは別にどのようなメンテナンス費用が必要なのかという部分です。
特に駆動に関わる電子パーツの耐用年数は気になる所です。
電子パーツは主に
・バッテリー
・モーター
・基盤
の3種類があり、機種などによりそれぞれ価格が大きく異なります。
ですがモーター、基盤については階段昇降機に20年関わっている当社でも、
性能的な故障はほぼなくありませんので、この部分については基本的にはご心配いただかなくても
問題ないかと考えます。
ただ、バッテリーにつきましては、パソコンや携帯電話のバッテリーと同様に、
経年によって性能が落ちていく傾向にあります。
目安としては使用頻度や使用方法により大きく異なりますが、使用開始から3~5年経過後が交換の目安となります。
-保守点検メニューとの関係-
当社では全ての商品にメーカー1年保証がついていますが、
その後は保守点検への加入をお奨めさせて頂いています。
もちろん加入は任意ですので加入されるお客様と加入されないお客様がいらっしゃいます。
保守点検のメニューは通年契約で2種類あり、その2種類とは
・セーフティーコース:バッテリー、モーター、基盤以外を保証、定期点検の実施
・プラチナコースバッテリー、モーター、基盤を含む全てを保証、定期点検の実施
になります。
プラチナコースは全てのパーツを保証するため、価格も相応なものになります。
モーターや基盤の故障件数が極めて少ないことから、やはり一番多くのお客様が、
「セーフティコースで一通り保証してもらって、バッテリーは劣化したら都度実費支払いにしよう。」
いう意味でセーフティコースを選択されます。
当社としても迷われるお客様にはセーフティコースをお奨めさせて頂いています!
ほとんどのお客様がこれまで使用したことのない階段昇降機。
導入にあたっては、メンテナンスコストや故障、対応など気になる部分も多いかと思います。
故障やメンテナンスの詳細につきましてはメール、もしくはお電話にてお問い合わせ頂ければ、詳細なご回答をさせていただきます。
故障対応につきましても、ほとんどの場合、初期の使用方法についての問題ですので、お電話ですぐに解決します。
フォローアップも安全安心ないす式階段昇降機です!
本日の投稿は以上になります。
最後まで読んで頂いてありがとうございます!
東京営業所新原
(お問合せは 「階段昇降機の福祉スタジオ」フリーダイヤル 0120-360-730)
第26回 「 いす式階段昇降機のディティール 」~①邪魔にならない?各寸法とは?~
投稿日:2014年 6月 3日
こんにちは!
ブログ 「 いす式階段昇降機のディティール 」の第一回目として
~邪魔にならない?各寸法とは?~と題して、
階段昇降機を取り巻く基礎的な寸法関係のご紹介をさせて頂きたいと思います。
頻繁に頂くお問い合わせの一つに、
「うちの階段に階段昇降機って取り付けられるの?」
「階段昇降機を取り付けると階段が通れなくなるんじゃないの?」
というお問い合わせがあるからです。
本投稿ではこういった疑問、質問にお答えしていきたいと思います!
一番人気の商品昇助くんシリーズのSEC9Kを参考にご紹介します!
–SEC9Kの各寸法-
最初に主だった箇所の各寸法を列記します。
<背板(背もたれ)まわり>
・背板幅48cm
・背板高さ65cm
<座面まわり>
・座面高さ48cm
<出幅(壁からどの程度出ているか)>
・壁からのレール出幅10cm
・壁からの最大出幅49.6cm(使用時)
・壁からの最小出幅24cm(座面収納時)
これらの結果、階段幅は一般的な75cmと設定した場合
・昇降機付近の通行幅51cm
・レール周辺の通行幅65cm
となります。
成人男性の肩幅は年齢や身長等によりことなりますが、
もっとも一般的な46cmと設定した場合、
「レール周辺はもちろん、本体付近でも十分通行が可能」という事になります。
こちらはレールの詳細です。
・レール幅7.5cm
・壁からのレール出幅10cm
こちらはSEC9Kの図面になります。
-まとめ-
各部の寸法はメーカー、商品により異なりますが、
今回参考にしたスギヤス社の昇助くんシリーズのSEC9Kは、
同じ昇助くんシリーズのSEC9やSEC9SHなどとはほとんどの箇所が同じ寸法です。
また、他の商品も同様に導入後も階段の通行は基本的に確保できる寸法になっています!
-注意事項-
築年数を経ているお宅の階段には階段幅が特に狭いものがありますので、
当社ではまずは無料お見積りをおすすめさせて頂いています。
お気軽にお問い合わせ下さい!
(福祉スタジオフリーダイヤル 0120-360-730 )
本日はこれで以上になります。
各部の寸法を、階段昇降機導入時の参考にしていただければと思います!
先週末、スタッフによる天井走行リフトの施工技術研修を実施しました!
次回はその内容を、
「 スタッフの一日 」~②天井走行リフトの施工技術研修~
としてお送りします。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございます!
東京営業所新原
(お問合せは 「階段昇降機の福祉スタジオ」フリーダイヤル 0120-360-730 まで!)